10月13日は豆の日。お豆でみんな健やかに。

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2020.12.18

お豆のコラム㉑ 新しい年の健康を願って。お重に詰められる豆料理三種。

 

 

2020年も残りわずかとなりました。これまで経験したことのない1年を過ごし、様々な思いを抱いて年末を迎えておられることでしょう。
日本のお正月がめでたいのは、かつての日本は正月に年を取る「数え年」だったため、人々が一緒に新しく年を取る日であり、1年を生きる生命力や幸運をもたらす年神様がやってくる日だったからだそうです。こんなときだからこそ、あらためてお正月の意義を思い、祝うのもいいですね。
今年は、お重に詰められる豆料理を3種ご紹介します。レシピを考案してくれたのは料理研究家の沼口ゆきさん。どれもとてもおいしく、箸がすすむ一品です。今までにないお正月の豆料理なので、おせちのお重に新しさを加えてくれます。

 

【黒千石(極小黒大豆)入り田作り】※黒千石については「お豆のコラム⑫」参照

 

お重の中で地味な存在の田作りですが、黒千石を加えたことで別物になりました。黒千石の甘みと食感が楽しくて後を引きます。日本酒にもよく合って、おつまみにつまんでいるといつの間にか食べ切ってしまうほど。もし、黒千石が硬くても大丈夫なら、煮ないで炒って使っても香ばしさが楽しめます。その場合は、焦がさないようにご注意ください。黒千石には、他の黒豆にはない健康によい成分が含まれています。たくさん食べて健康な1年を祈念してください。※日持ちは冷蔵庫で1週間

 

 

【小豆入りのし鶏】

 

古来よりその赤色に陽力があるといわれ、厄払招福に用いられてきた小豆をのし鶏に加えました。しっかり味のついた鶏そぼろに、さくっとした小豆がよく合って、冷めてもおいしくいただけます。子どもにはケチャップをトッピングしても喜ばれそうです。お正月に限らず、お弁当のおかずにもおすすめです。※日持ちは冷蔵庫で3日間

 

 

【白花豆の紅白揚げ 】※白花豆の甘煮のつくり方は「お豆のコラム⑱」参照

 

衣をつけて揚げるだけで、甘煮が別物になりました。衣の下にほくほくした甘い味があるのはちょっとしたサプライズ。揚げ菓子のような感覚で楽しめる一品です。紅白2種類の衣でめでたさを演出するので、焦がさないように色よく揚げてください。※日持ちは冷蔵庫で2〜3日間

 

 

豆は小粒ですが、栄養豊富で食物繊維も豊富な頼もしい食材です。
来る新しい年も、様々な豆が皆さまの健やかな毎日に役立ちますよう願っています。

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