10月13日は豆の日。お豆でみんな健やかに。

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2018.12.18

お豆のコラム⑮ お正月の豆料理

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いよいよ平成最後の年も押し詰まり、おせちの準備を始めた方も多いことでしょう。
おせちをしっかり整える方も、おせちは軽めで他のご馳走をと思う方も、新しい年も健康でまめまめしく日々を過ごせますように、豆料理は準備したいですね。
お正月に欠かせない黒豆と小豆で、定番のおせちの黒豆やあんこのお餅に加えてもう一品、こんなレシピはいかがですか。

 

【まるで和菓子のよう。黒豆と山芋の茶巾しぼり】

 

10月のコラム「収穫だより」で紹介した黒豆の産地・旭川市の生産者、鷲尾勲さんたちが「黒豆をもっと日常的に食べてほしい」とおっしゃっていました。黒豆は黒大豆ですから、本当に優秀な健康食品です。もっと色々なレシピで楽しみたいですね。
黒豆の甘煮を使った茶巾絞り。山芋に砂糖とみりんを加えて練り上げることで、白あんを思わせる味わいになります。山芋と黒豆が互いに引き立て合うようで、甘煮を単品で食べるのとはまた違う黒豆のおいしさを発見できます。お正月の食卓を飾る一品に、また、普段のヘルシーなおやつにもおすすめです。

 

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<材料(8個分)>大和芋250g(正味) 砂糖大さじ3 塩ひとつまみ みりん大さじ1/2 黒豆(甘煮)40粒
<つくり方>① 山芋は皮をむいて厚さ2㎝に切り、酢水にさらしてさっと洗い流す。② 鍋に水と山芋を入れて火にかけ、竹串がすっと入るくらいまで茹でる。③ 水気をきった山芋をすりこぎ(またはマッシャ―)でつぶし、みりんと砂糖、塩を加えて中~弱火にかけ、木べらで混ぜながら練り上げる。④ 粗熱をとり、8等分に分けて汁気を切った黒豆をところどころに入れ、ラップで茶巾に包む。

 

【八角の香りが合う小豆の不思議! 小豆入り中華風煮しめ】

 

小豆といえばあんこですが、小豆という豆は料理の素材として優れていると感じます。しかも、強力な健康パワーを持っているのですから、すごい豆です。
おしょうゆ味、しかも八角がきいたこんな中華風の煮しめに小豆?! ところが、これがびっくりするほどおいしいのです。豚肉のこってりした脂ともよく合っています。甘い豆が苦手な男性にも、これなら新年を祝う豆料理として喜んでもらえそうです。今回は、大粒の大納言を使いましたが、小豆でももちろんOKです。

 

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<材料(5~6人分)>豚肩ロースブロック600~700g(一口大に切る) 干しいたけ小12枚(一晩水に浸けて戻す) 長ねぎ青い部分10㎝ にんにく3かけ 生姜           2かけ(皮ごと薄切り) 赤唐辛子1/2本(種を取る) 大納言または小豆(茹でたもの)1カップ 絹さや12枚(筋を取ってさっと塩ゆで) サラダ油等の油小さじ2
A:紹興酒1カップ 醬油大さじ4~5 ザラメ糖大さじ3~4 水1カップ 干しいたけの戻し汁1カップ 八角1個

<つくり方>① 戻した干しいたけは軸を取る。厚手鍋に油を熱し、豚肉の表面を焼き付け、にんにく、生姜、干しいたけを加えてさっと炒める。② Aと長葱の青い部分、唐辛子を加えてアクを取り、弱火で蓋をして約1時間、豚肉がやわらかくなるまで煮る(上に浮いた脂は最後に取り除く)。③ 茹でた小豆を加えひと煮立ちさせ、八角を取り出して火を止め、そのまま冷まして味を含める。器に盛り、絹さやを添える。

 

「黒豆の茶巾絞りは、豆を甘さ控えめで煮てもおいしいですよ」と、レシピを考案してくれた沼口ゆきさん。また、小豆の中華風煮しめは、年間を通して数カ月、台湾で仕事をしている沼口さんならではのレシピです。
自然災害の多かった2018年ですが、来る2019年はよい年になりますように。豆料理で新年の門出を祝い、健やかで実り多き一年をお過ごしください。

 

 

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